【謎解き論文No.1】観光資源学習のための体験型謎解きゲームの企画と実証(2015)

今日の論文

「観光資源学習のための体験型謎解きゲームの企画と実証」
digrajapan.org

概要

観光事業は地方都市の活力を生み出す事業である.しかし地域住民が観光資源に興味がなく,観光資源を遠方からの来客に案内できない,並びにそれを活かした街づくりに積極的に参画していないという課題がある.そこで本研究では観光資源への興味喚起を目的とした体験型謎解きゲームとして,宮城県仙台市の歴史を学びながら史跡を周遊する「政宗の試練」を企画及び実施し,観光資源学習における体験型謎解きゲームの効果を検証した.

内容

仙台市で周遊型謎解きゲームを企画し、そのアンケート結果をまとめた論文。

ゲーム参加者の参加動機は「謎解きゲームが好きだから」「おもしろそうだったから」が上位を占め、『観光周遊を体験型謎解きゲームと結びつけることで参加者を獲得するという目的は達成できた』と考えられます。

また、参加者の8割弱が「ゲーム中に訪れた施設にもう一度行きたい」と答えました。このイベントが観光地への集客に一定の効果があったと言えそうです。

感想

このイベントを企画したグループである「謎社プロジェクト」は、その後も謎解きゲームの製作団体として活動しているようです。

nazomori.com

定期的に仙台を舞台にした周遊型公演を開催しておられます。

体験型謎解きゲームはリアルとゲームの世界を結びつける、優れたツールです。謎解きゲームがメジャーな遊びになりつつある今、地方の観光資源を、謎解きを使って引き立てていくことには、大きな可能性があるのではと思います。