あるむふぁっきら

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福岡の大学生による雑記帳。

ミネルバの武装名の由来まとめ【ガンダムSEED】

前回のアークエンジェルに引き続いて、今回はガンダムSEEDDestiny(通称、種死)の主人公シン・アスカが搭乗している戦艦ミネルバの武装名の由来をみていきたいと思います。

EXモデル 1/1700 ミネルバ (機動戦士ガンダムSEED DESTINY)



陽電子破砕砲QZX-1「タンホイザー」

リヒャルト・ワーグナによって作曲され、1845年に初演されたオペラ作品「タンホイザー」から取られています。内容は、退廃的になって堕落しローマ教皇から破門された主人公タンホイザーが、恋人エリザベートの死を通して救済されるというものです。
長くて難解なものが多いワーグナーのオペラの中では分かりやすいストーリーとして有名で、「愛」や「死」、「罪からの救済」といったキリスト教文化圏において普遍的でワーグナーが題材としてしばしば用いたテーマが最もよく理解できる作品となっています。

2連装高エネルギー収束火線砲XM47「トリスタン」

42cm通常火薬3連装副砲M10「イゾルデ」

こちらもアーサー王伝説から着想を得たワーグナーのオペラ作品、「トリスタンとイゾルデ」に由来します。騎士トリスタンと彼の君主の妻イゾルデとの不倫が描かれている作品です。ちょうどこの作品を作ったころのワーグナーは、自分の支援者の妻と不倫関係にありました。彼は中世の宮廷詩人たちによって語り継がれてきた物語をベースに自分の恋愛の理想として、「トリスタンとイゾルデ」を書き上げたのでした。

なおワーグナーはそののちさらに別の女性コジマとも不倫関係となり(後に結婚)、間に生まれた長女に「イゾルデ」と名付けています。

宇宙用ミサイル「ナイトハルト」

ドイツで男性に付けられる名前で、たとえば1200年代前半の詩人でナイトハルトさんがいます。
とはいえググってみたところ田中芳樹の小説、銀河英雄伝説に登場する「ナイトハルト・ミュラー」さんについての情報が非常に多いです。案外これが直接の元ネタかもしれません。

地上用ミサイル「パルジファル」

またまたアーサー王伝説に由来するワーグナーのオペラ作品、「パルジファル」から取られています。SEEDはワーグナー大好きですね。
作品の内容は、若者パルジファルが魔導士クリングゾルに奪われた聖なる槍を取り返すというものです。

なおパルジファルは同じくワーグナーのオペラ「ローエングリン」にも、ローエングリンの父親として名前のみ登場します。

迎撃用ミサイル「ディスパール」

フランス語風の単語ですが、由来についてはよくわかりませんでした。
「消滅」という意味があるとしているサイトもありましたが、ソースは不明です。

魚雷「ウォルフラムM25」

最初に出てきたオペラ「タンホイザー」にタンホイザーの親友として登場する人物です。
さらにこの名前は1200年前後のドイツの詩人「ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ」さんに由来します。彼の書いた「パルツィヴァール」をもとにワーグナーは先述のオペラ「パルジファル」を制作します。そして彼に敬意を表して、自分のオペラ作品「タンホイザー」にウォルフラムという人物を登場させたのではないでしょうか。

まとめ

前回のアークエンジェルに引き続き、ワーグナーのオペラに由来するものが多かったです。
ドイツ語は響きがカッコいいですし、人の愛憎や死が描かれるワーグナーの作品はガンダムにふさわしいかもしれませんね。